黄道帯システムは、12星座の位置をどの基準で定義するかを決める根本的な設定です。画面の項目名も「黄道帯システム」です。
星道のサイデリアルは、ラヒリのアヤナムシャで計算します(ほかは選べません)。現在のトロピカルとの差は約24°で、ゆっくり大きくなります。
トロピカル(Tropical)
トロピカル方式は、春分点を牡羊座0°の基準とする座標系です。季節の移り変わり(春分・夏至・秋分・冬至)に基づいているため、実際の星座の位置とは徐々にずれが生じています。
西洋占星術の大多数がこの方式を採用しており、星道のはじめの設定です。日本語で一般的に参照される占星術の書籍やリソースもほぼすべてトロピカル方式に基づいています。
サイデリアル(Sidereal)
サイデリアル方式は、実際の恒星の位置を基準とする座標系です。インド占星術(ヴェーダ占星術 / ジョーティシュ)で主に使用されます。
トロピカル方式とは異なり、星座の定義が恒星に固定されているため、歳差運動による影響を受けません。同じ出生情報でも、トロピカルとサイデリアルでは天体の星座配置が異なります。
設定の変更方法
一重円などのチャート画面、ホーム、天文暦にある歯車「表示設定」を開き、「計算・表」タブの「計算」にある「黄道帯システム」で、「トロピカル」か「サイデリアル」を選びます。変更はすぐにチャートに反映されます。
西洋占星術を学んでいるなら、トロピカルのままで構いません。サイデリアルは、インド占星術(ジョーティシュ)を実践する人や、恒星ベースの解釈に興味がある人向けの選択肢です。
補足:アヤナムシャ
アヤナムシャ(Ayanamsa)とは、トロピカル黄道とサイデリアル黄道の間の角度差のことです。地球の歳差運動により春分点が徐々に移動するため、両者のずれは時間とともに変化します。
サイデリアルを選ぶと、星道はこの差をラヒリ方式で求め、トロピカルの位置からサイデリアルの位置を計算します。