ハーモニックチャートは、出生図の天体位置に特定の整数を掛けて並べ直し、通常のチャートでは見えにくい角度の関係を取り出す手法です。5分割や7分割のような細かい角度の関係が、天体の重なりとして目に見えます。「ハーモニック」は音楽の「倍音」に由来する名前で、基音に含まれる振動の型を倍音が取り出すように、出生図にひそむ型を強調して表示します。
こんなときに使います: クインタイル(72°)など、通常のチャートでは見落としやすい角度の関係を、1つずつ確かめたいとき。出生図と一重円に慣れてから使う、応用のチャートです。
ハーモニックチャートとは
通常の出生図では、メジャーアスペクト(コンジャンクション、スクエア、トラインなど)が中心に読まれます。5分割や7分割のようなマイナーアスペクトは、見落とされがちです。
ハーモニックチャートは、各天体の黄経にハーモニック番号を掛けて360°で割った余りを新しい位置にします。これにより、特定の角度関係にある天体どうしが、コンジャンクションとして重なって見えます。
セプタイルやノヴァイルは、アスペクトとしては選べません。ハーモニックの図で見ます。
開き方
ハーモニックチャートは、サイドバーの「応用チャート」から開きます。
- サイドバーの「出生情報」で、見たい人を選びます
- 「応用チャート」の「ハーモニック」を選びます
- ハーモニック番号を指定します
チャート画面のタイトルを押して、別のチャートから切り替えることもできます。
ハーモニック番号の選択
画面上部の「ハーモニック次数」に2から36までの番号を入れます。H2、H4、H5、H7、H8、H9、H12、H16は、ボタンでも選べます。はじめの設定はH4です。番号を変えるたびに、チャートがすぐに再計算されます。
選ぶ番号によって、強調されるアスペクトの種類が変わります。調べたいことに合わせて番号を使い分けてください。
代表的なハーモニックの意味
各ハーモニック番号には、それぞれのテーマがあります。次の表は、よく使われる番号です。
| 番号 | 強調されるアスペクト | テーマ |
|---|---|---|
| H2 | オポジション(180°) | 二極性、対立と統合 |
| H4 | スクエア(90°) | 行動力、葛藤、成長のための課題 |
| H5 | クインタイル(72°) | 創造性、才能、独自の表現力 |
| H7 | セプタイル(約51.4°) | ひらめき、型にはまらない発想、強いこだわり |
| H8 | セミスクエア(45°) | 変化、危機を通じた成長 |
| H9 | ノヴァイル(40°) | 成熟、物事を仕上げる力、喜びの感じ方 |
| H12 | セミセクスタイル(30°) | 微細な調整、潜在的な才能 |
チャートの読み方
ハーモニックチャートでは、コンジャンクション(0°)に注目するのが基本です。元のチャートで特定の角度関係にあった天体どうしが、ハーモニックチャートではコンジャンクションとして並びます。
- タイトなコンジャンクション: そのハーモニックのテーマが強く働いていることを示します
- 複数の天体のクラスター: そのテーマについて、複数の持ち味が重なっていることを示します
- アスペクトの形: ハーモニックチャートに現れるグランドトラインやTスクエアなどの形も、読む手がかりになります
出生図と見比べると、理解が深まります。出生図は一重円から確認できます。
テーブルと解説の吹き出し
ハーモニックチャートでも、右側のデータパネルとテーブル表示(天体テーブルなど)を使えます。天体グリフにカーソルを合わせると、解説の吹き出しでハーモニック変換後の度数を確認できます。
表示内容は解説の吹き出しの設定から変えられます。