特殊アスペクト形
グランドトラインやグランドクロスなど、複数の天体が描く特殊アスペクト形(アスペクトパターン)の見方と、HOSHIDOUでの表示について。
特殊アスペクト形(アスペクトパターン)とは、3つ以上の天体が組み合わさって、ひとつのまとまった幾何学的な形を描く配置のことです。個々のアスペクトを1本ずつ読むだけでは見えてこない、チャート全体の構造やテーマが浮かび上がります。
HOSHIDOUは、ネイタルチャートをはじめとする各チャートから特殊アスペクト形を自動で検出し、チャート横のリストに表示します。
どこに表示されるか
特殊アスペクト形のリストは、以下のチャートで表示されます。検出された形がない場合、リストは表示されません。
- 一重円(ネイタル) - チャート右側のパネルに表示されます。
- 派生単一チャート - プログレス、ソーラーリターン、ルナーリターン、ソーラーアーク、ドラコニックなど、1枚の円で表示するチャートに対応します。
- コンポジットチャート - 二人の中間点から作る関係性のチャートでも検出します。
プログレスや経過(トランジット)のチャートでは、見出しが「特殊アスペクト形(プログレス)」「特殊アスペクト形(経過)」のように切り替わり、どのチャートの形かが分かるようになっています。
リストの見方
リストの各項目は、次の要素で構成されています。
- 形の名前 - 「グランドトライン」「Tスクエア」など、検出された形の名称です。
- 括弧の補足 - 名前のあとに括弧で、その形を特徴づける情報が添えられます。グランドトラインなら共通するエレメント(火・地・風・水)、Tスクエアやグランドクロスならモダリティ(活動・不動・柔軟)、ステリウムなら集中しているサインまたは室(例:第5室)です。
- 強調 - ステリウムに4天体以上が密集しているなど、特に色濃く出る配置には「強調」が付きます。
- 構成天体 - その形を作っている天体が、グリフ(記号)と名前で並びます。Tスクエア・ヨード・カイトでは、緊張や調整が集まるアペックス(頂点)の天体に「*」が付きます。
形の名前にカーソルを合わせる(またはタップする)と、ツールチップでその形の意味(リーディング)が表示されます。アペックスを持つ形では、ツールチップの下部に「頂点:◯◯」として焦点となる天体も示されます。アスペクトそのものの基礎についてはアスペクトをご覧ください。
6つの特殊アスペクト形
HOSHIDOUが検出する特殊アスペクト形は、次の6種類です。
| 形 | 構成 | キーワード |
|---|---|---|
| ステリウム | 同じサインまたは室に3天体以上 | 集中・強調 |
| グランドトライン | 120°で結ばれた正三角形 | 調和・才能 |
| Tスクエア | オポジション+アペックスへの2本のスクエア | 緊張・推進力 |
| グランドクロス | 2組のオポジションが直角に交差 | 四重の緊張・胆力 |
| ヨード | セクスタイル+共通天体への2本のクインカンクス | 宿命・調整 |
| カイト | グランドトライン+尾となる第4天体 | 才能の出口 |
ステリウム
同じ星座またはハウスに3つ以上の天体が密集する配置です。その星座・部屋が示す分野に、人生のエネルギーと関心が極端に集まります。得意も課題もそこに凝縮されやすく、4つ以上になるとさらに色濃く出ます。
グランドトライン
3つの天体が互いに120°で結ばれ、正三角形を描く配置です。多くは同じエレメント(火・地・風・水)で揃い、その要素の才能が努力なく流れるように働きます。安定する反面、恵まれた力に甘えやすいという面もあります。
Tスクエア
オポジション(180°)の両端から、第3の天体(アペックス)へスクエア(90°)が伸びる配置です。アペックスに緊張が集中し、そこが葛藤の焦点であると同時に、人生を前へ押し出す原動力になります。
グランドクロス
2組のオポジションが直角に交差し、4つのスクエアで結ばれた十字の配置です。Tスクエアを拡張した、もっとも負荷の高い形です。四方向に引っ張られる強い緊張を抱えますが、それを御せたときの粘りと胆力は群を抜きます。
ヨード
セクスタイル(60°)で結ばれた2天体が、共通の第3天体へクインカンクス(150°)を向ける配置です。「神の指」とも呼ばれ、アペックスの天体が示すテーマに、人生をかけて調整し続ける宿命的な感覚を帯びます。
カイト
グランドトラインに、一頂点とオポジション・他二頂点とセクスタイルを結ぶ第4天体(尾)が加わった配置です。三角形の調和に方向と出口が与えられ、流れるだけだった才能が具体的な行動へと結実しやすくなります。
重なり合う形の扱い(集約ルール)
特殊アスペクト形は、互いに含み合うことがあります。HOSHIDOUは重複を整理して、読みやすいリストになるよう調整しています。
- グランドクロスに含まれるTスクエアは表示しません。 グランドクロスは幾何学的に4つのTスクエアが重なった形なので、その4天体にすっぽり収まるTスクエアは重複として省きます。クロスの一部だけを共有するTスクエア(外側の天体を含むものなど)は、別の形として残ります。
- カイトはグランドトラインと併記します。 カイトはグランドトラインを内側に含みますが、三角形そのものの調和とカイトの方向性は別の読みになるため、両方をあえて表示します。
オーブと設定
それぞれの形は、構成するアスペクトが許容範囲(オーブ)に収まっているときに検出されます。表示する天体やオーブの設定は天体・アスペクト設定から変更できます。設定を変えると、検出される形も変わることがあります。