ハウスは、ホロスコープのホイールを12に分けた領域です。それぞれが人生の特定の場面(仕事、家庭、人間関係など)を扱います。
ハウスとは
ハウスとは、ホロスコープを12に分割した領域のことです。それぞれのハウスが人生の特定のテーマ(仕事、家庭、人間関係など)を担当しています。
星座が「どのように」を表すのに対し、ハウスは「どこで」を表します。ハウスの区切りは生まれた時刻と場所によって決まるため、正確な出生情報がとても重要です。
4つのアングル
12ハウスの中でも特に重要な4つのポイントを「アングル」と呼びます。これらはチャートの東西南北に位置し、人生の基本的な軸を形成します。
| アングル | 略称 | 位置 | 意味 |
|---|---|---|---|
| アセンダント(ASC) | ASC | 東の地平線 | ふるまい、第一印象、生まれた瞬間に東の地平線にあった星座 |
| IC(天底) | IC | 子午線と黄道が交わる下側(天底側)の点 | 心の土台、家庭環境、ルーツ |
| ディセンダント(DSC) | DSC | 西の地平線 | 他者との関わり方、パートナー像 |
| MC(中天) | MC | 子午線と黄道が交わる上側(天頂側)の点 | 社会的な目標、キャリアの方向性、公的なイメージ |
プラシダスなどの象限式では、ASCが第1ハウス、ICが第4ハウス、DSCが第7ハウス、MCが第10ハウスの起点です。ホールサインとイコールハウスでは、MC と IC がハウスの起点になりません。ホールサインでは、MCが第9ハウスや第11ハウスに、ICが第3ハウスや第5ハウスに入ることもあります。
ASCとDSCは対になっており「自分と他者」の軸を、ICとMCは対になっており「私的領域と社会的領域」の軸を表しています。
12ハウスの一覧
以下の表に、各ハウスのテーマ・対応する星座・キーワードをまとめます。
| ハウス | テーマ | 対応する星座 | キーワード |
|---|---|---|---|
| 第1ハウス | 自己・アイデンティティ | 牡羊座 | 外見、第一印象、自我、体質 |
| 第2ハウス | 金銭・所有 | 牡牛座 | 収入、価値観、才能、物質的な安定 |
| 第3ハウス | コミュニケーション | 双子座 | 会話、学習、兄弟姉妹、近距離の移動 |
| 第4ハウス | 家庭・基盤 | 蟹座 | 家族、住まい、ルーツ、心の安全基地 |
| 第5ハウス | 創造・喜び | 獅子座 | 趣味、恋愛、子供、自己表現 |
| 第6ハウス | 健康・日常 | 乙女座 | 仕事の日課、健康管理、奉仕、ペット |
| 第7ハウス | パートナーシップ | 天秤座 | 結婚、ビジネスパートナー、契約、公然の敵 |
| 第8ハウス | 変化・共有 | 蠍座 | 相続、他者の資産、深い絆、深い変化 |
| 第9ハウス | 探求・哲学 | 射手座 | 高等教育、宗教、海外旅行、人生観 |
| 第10ハウス | キャリア・社会的地位 | 山羊座 | 職業、社会的評価、達成、権威 |
| 第11ハウス | 友人・コミュニティ | 水瓶座 | 仲間、グループ活動、希望、未来のビジョン |
| 第12ハウス | 休息・ひとりの時間 | 魚座 | 無意識、秘密、孤独、舞台裏の物事 |
各ハウスの解説
第1ハウス:自己・アイデンティティ
自分自身を表すハウスです。外見や第一印象、体質、そして人生への基本的なアプローチが現れます。アセンダント(ASC)がこのハウスの起点になるため、チャート全体の出発点ともいえます。
第2ハウス:金銭・所有
お金や物質的な資産に関するハウスです。自分の力で得る収入、金銭感覚、そして「何に価値を感じるか」という価値観も示します。
第3ハウス:コミュニケーション
日常的なコミュニケーションのスタイルを表すハウスです。言葉の使い方、学び方、兄弟姉妹との関係、近所や短い旅行なども含まれます。
第4ハウス:家庭・基盤
プライベートな空間と心の土台に関するハウスです。家族との関係、育った環境、住まい、そして人生の後半期のテーマも示します。IC(天底)がこのハウスの起点です(ホールサインとイコールハウスを除く)。
第5ハウス:創造・喜び
自己表現と楽しみのハウスです。創作活動、恋愛、子供との関わり、趣味など、心がときめくことが第5ハウスの領域です。
第6ハウス:健康・日常
毎日の習慣と健康管理に関するハウスです。日々の仕事のルーティン、職場環境、体調管理、そして他者への奉仕も含まれます。
第7ハウス:パートナーシップ
一対一の関係性を表すハウスです。結婚相手やビジネスパートナーとの関わり方、そして公然の敵(対立する相手)も示します。ディセンダント(DSC)がこのハウスの起点です。
第8ハウス:変化・共有
深い変化と他者との資源の共有に関するハウスです。相続、保険、パートナーの財産など「他者を通じて得るもの」、そして心理的な深い変化のテーマを扱います。
第9ハウス:探求・哲学
より広い世界への探求を表すハウスです。高等教育、海外旅行、宗教や哲学、法律など、日常を超えた知識と経験がテーマです。
第10ハウス:キャリア・社会的地位
社会における自分の立場を表すハウスです。キャリアの方向性、達成したいこと、世間からの評価が現れます。MC(中天)がこのハウスの起点です(ホールサインとイコールハウスを除く)。
第11ハウス:友人・コミュニティ
友人関係やグループ活動に関するハウスです。志を同じくする仲間、所属するコミュニティ、そして将来への希望やビジョンも示します。
第12ハウス:休息・ひとりの時間
目に見えにくい領域を表すハウスです。ひとりで休む時間、人に見せない感情、秘密、舞台裏の物事がテーマです。終わりと手放しの場所でもあり、自分の内面と静かに向き合う時間を表します。
星道でのハウスの表示
星道の一重円・三重円では、ハウスはホイールの中心から外側に伸びる線で区切られた扇形のセクターとして表示されます。各セクターに番号(1〜12)が振られており、天体がどのハウスに位置しているかが一目でわかります。
また、一重円の上部で「テーブル」に切り替えると、ハウスカスプ表で、各ハウスの境界線が何座の何度にあるかを確認できます。カスプの星座を見ることで、空のハウスのテーマも読み解けます。
ハウスシステムの設定
ハウスの分割方法にはいくつかの体系(ハウスシステム)があり、星道では複数のハウスシステムに対応しています。はじめの設定ではプラシダスですが、読み方に合わせて変更できます。
詳しくはハウスシステムの設定をご覧ください。