月は、およそ一ヶ月かけて満ち欠けを繰り返しています。新月から満月へ、満月からまた新月へ。この行き来を、暮らしのリズムの目盛りとして使う方法を、今日は書きます。占いというより、自分の調子に緩急をつけるための目安として。
新月と満月は、月と太陽の位置関係
まず仕組みから。新月は、月と太陽が空の同じ方向に重なるとき。地球から月はほとんど見えません。満月は、月と太陽が正反対に位置するとき。太陽の光を正面から受けて、月がまるく見えます。
この二つを両端にして、月は少しずつ満ちていき、また欠けていきます。新月から満月までがおよそ二週間、満月から次の新月までがまた二週間。合わせて一ヶ月弱のサイクルです。
新月は、始めの目盛り
新月は、月が見えないところから、また膨らんでいく折り返しです。昔から、新しいことを始めたり、これからのことを思い描いたりするのに向く時期、と言われてきました。
ここは肩肘張らずに使えます。何か始めたいことがあるなら、新月のあたりに小さく一歩だけ踏み出してみる。大きな決意でなくていい。「こうなったらいいな」を一つ書き出しておくくらいでも十分です。見えない月がこれから膨らんでいくのに合わせて、自分の中の何かも、そっと動き始める感じです。
満月は、手放しと受け取りの目盛り
満月は、月がまるく満ちきるとき。ここは、始めるより、いったん結ぶほうに向きます。
新月のころに思い描いたことが、二週間でどうなったか。膨らんだものを眺めて、いらないものは手放し、実ったものは受け取る。満月は、その両方をする節目です。手放すというと大げさですが、たとえば、抱え込んでいた気持ちを一つ手放す、うまくいったことを素直に受け取る、そのくらいの静かな作業です。
満月の夜は、気持ちが少し高ぶりやすいとも言われます。冴えて眠れなかったり、感情が揺れやすかったり。そういうときは、無理に抑えないで、今は満ちる側の時間なんだな、と眺めておくと楽です。
自分のサイクルと重ねてみる
新月・満月の過ごし方に、決まった正解はありません。大事なのは、月のサイクルを知っておくと、自分のリズムを外から眺める目盛りが一本増える、ということです。
なんだか始めたくてうずうずする、逆になんだか手放したくなる。そういう波が自分にもあるはずで、それが月の満ち欠けと重なっているかどうかを、しばらく観察してみる。重なっていれば、それは自分のリズムを読む手がかりになるし、重なっていなければ、自分は自分の別のリズムで動いている、と分かる。どちらでも収穫です。
星道では、今日の月がサイクルのどこにいるか、次の新月・満月がいつかを確認できます。まずは次の新月か満月に、自分が何を始めたくなるか、何を手放したくなるかを、一度メモしてみるといいかもしれません。