リーディングガイド
ネイタルチャートの読み方、最初の一歩
生まれた瞬間の星の地図、ネイタルチャート。最初に見るのは太陽・月・アセンダントの三点だけで十分です。チャートの骨格をつかむ最初の一歩を案内します。
Yuki 約3分
ネイタルチャートを初めて開いた人の多くが、同じところでつまずきます。円の中に記号が十数個、線が何本も交差していて、どこから読めばいいのか分からない。私も最初はそうでした。
先に結論を書きます。最初は三つだけでいい。太陽、月、アセンダント。この三点が読めれば、チャートの骨格はもう見えています。
太陽 ── 自分が向かっていく方向
太陽のサイン(生まれた日に太陽がいた星座)は、雑誌の「今週の運勢」で使われているあれです。いちばん馴染みがある分、軽く見られがちですが、これは「自分がどこに向かって伸びていきたいか」を示す点だと考えています。
牡羊座の太陽なら、先頭を切って動くこと。蟹座なら、誰かを安心させる場所を作ること。サインそのものの良し悪しはありません。自分のエネルギーがどの方向に流れたとき素直か、という話です。
月 ── 安心するときの自分
月は、ひとりになったときや、気を抜いたときに出てくる自分です。太陽が「こうありたい」だとすれば、月は「ほうっておくとこうなる」。
太陽と月のサインが違う人はたくさんいます。むしろその落差が、その人の手触りを作ります。人前では牡羊座の太陽でぐいぐい動くのに、家では蟹座の月でひとりの時間を必要とする。矛盾しているように見えて、どちらも本当のことです。
アセンダント ── 外から見えている入口
アセンダント(上昇宮)は、生まれた瞬間に東の地平線から昇っていたサインです。第一印象や、外の世界への構え方に出ます。
ここを出すには生まれた時刻が要ります。母子手帳に書かれていることが多いので、分かる人は確かめてみてください。時刻が数分違うとアセンダントが変わることもあるので、ネイタルチャートで時刻が大事なのはこのためです。
三点が見えたら
太陽・月・アセンダントの三つが分かると、「向かう方向」「素のときの自分」「外から見えている自分」という三層で、自分をいったん言葉にできます。残りの惑星やハウス、アスペクトは、この骨格に肉をつけていく作業です。焦って全部を一度に読もうとしなくて大丈夫です。
星道だと、三点が最初に目に入る
星道で出生情報を入れると、チャート画面のパネルにこの三点がまとまって出ます。

たとえば上の例だと、太陽は蟹座、月は牡羊座、上昇宮(ASC)は獅子座。外から見える姿は獅子座で華やかなのに、向かいたい方向は蟹座で誰かを守ることにあって、素のときは牡羊座でぱっと動く。三つが違う方を向いている人の骨格が、ここだけで見えてきます。すぐ下に火4・風2・水2・土2とエレメントの偏りも出るので、その人がどの要素に厚くてどこが薄いかも同じ画面で分かります。
記号をまだ覚えていなくても大丈夫です。たとえば月の牡羊座の記号にカーソルを合わせると(スマホは記号をタップすると)、ツールチップで星座の名前と意味が出ます。

記号と星座名を行き来しているうちに、自然と覚わっていきます。
まずは自分のチャートで、太陽・月・アセンダントの三つを探すところから始めてみてください。